≪アグリツーリズム・田舎暮し・地域振興≫

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【アグリツーリズム】

◆『ドイツ農業協会(DLG)』の活動
 
 「農家で休暇を!」事業を本格的に進めている団体のひとつが、フランクフルトに本部を置くDLGです。DLGは、1985年に設立された非営利団体ですが、長い間、ヨゼフ・エルトル氏(元ドイツ農業大臣)を理事長として、農業従事者と食品産業を促進してきた団体です。
 「農家で休暇を!」と題名がついたガイドブックには、現在でも1,500足らずの農家民宿しか紹介されていません。これは、DLGが創設されて以来、食品・嗜好品の厳格な品質検査を行ってきた信頼性を、農家民宿にも適合したものと言えます。
□関連ホームページ
 「DLG」のホームページへ。  

◆オーストリアで『農村休暇(Urlaub am Bauernhof)』 
 オーストリアの田舎暮らしは、農家といってっも清潔で、むしろ贅沢さを感じさせます。これは「農村休暇」の成功に他なりません。
 そもそも、この農家で過ごすバカンスは、民宿を兼業する農家が、近郊の都市から自然を求めてやってくる都会人を迎えて営業していたものでしたが、その魅力が脚光を浴び始め、徐々に規模を大きくしていきました。90年代に入るとオーストリア全農家30万戸のうち、約10%の農家が3万戸が30万ベッドを用意して、観光客のホストをこなすまでになったのです。
 そして、アルプスの放牧小屋での生活、ワイン造り農家での滞在、エコロジーに力を入れる農家での滞在など、多彩なプログラムで差別化を図り、「農家休暇」をただ単に郷愁を誘うだけのバカンスから、新しいリゾートのジャンルとして位置づけるまでに発展させています。
□関連ホームページ
 「Urlaub am Bauernhof」のホームページへ。  

【町おこし】

◆ドイツ・ヴォルフスブルグ『自動車の街』で地域振興!
 
 北ドイツのヴォルフスブルクは、住民の大半が従事するドイツの国民車フォルクスワーゲンVWの本社工場があり、まさにVWの街として知られています。
 この街が今注目を浴びているのが、VWが自動車メーカーとして初めてデザインし作り上げた「自動車の街」です。
 ビジターは斬新な建築群の中で、自動車の歴史や個々のブランド自動車の展示、さらには環境に配慮した自然の中で、新しい「自動車の街」の世界を楽しむことができます。
 車には眼がないという方はもちろん、「町づくり」「現代建築」、または自動車メーカーという枠を超えて社会に関わる新しい企業の一例として視察にもお薦めです。
□関連ホームページ
 「Autostadt」のホームページへ。  

◆オーストリア、レッヒ村『ヨーロッパで最も美しい村』金賞受賞! 
 ヨーロッパでも由緒あるコンテストの一つとして知られる「アンタント・フローラル2004年」で、レッヒ村が金メダルに輝き、見事「ヨーロッパで最も美しい村」の称号を獲得しました。標高1000m以上にある村として歴史上初めてのことです。
 何度もオーストリア国家環境保護賞を受賞しているレッヒ村は、オーストリアでも最も環境保護が進んでいることで知られています。厳しい建築法規、バイオ巨大暖房設備、そこから村中につながる地下パイプライン、公共無料バスシステム、村の3分の1を結ぶ地下トンネルシステム、ゴンドラ・リフトの周りの高地植栽、バリアフリー対策、観光保護を重視した独自のマーケティングシステム、その他たくさんのプロジェクトにおいて、レッヒ村の伝統文化が現在でも守られていることが高く評価されました。
□関連ホームページ
 「Lech and Zuers am Arlberg」のホームページへ。  

◆英国、北ウェールズ・ベジラート村にみる緑化・美化運動。 
 スノードニア国立公園の山間にある美しい小さな村(人口4000人)ベジラートは、1997年2度目のヨーロッパ・イン・ブルーム賞(ゴミを一掃し、町や村を花や植物で飾るという理念のもと、応募されたヨーロッパの中から優秀な市町村に与えられる賞)を受賞しました。
 この絵はがきのように美しい村は、6年連続ウェールズ・イン・ブルーム賞(ウェールズ地域での賞)にも輝いています。
 またベジラート村の住民にはその高い園芸技術部門でも、ヨーロッパ・イン・ブルーム競技会の金賞が授与されています。更には、環境に対する温かい配慮から、クィーン・マザー(エリザベス皇太后)賞にも輝いています。
 詳しくは、
 「ベジラート村」のホームページへ。

◆スイス、1998年度の『ワッカー賞』は、グリゾン地方のフリン村へ。 
 環境と景観保護に目覚ましい活動をした町や村に毎年贈られる「ワッカー賞」はグリゾン地方、ライン河上流のイランツ近くのフリン(Vrin)村が受賞することになりました。
 フリン村は人口300人に満たない山の村ですが、農業活動を推進し、直販システムの導入を目指して、村の中にいくつかの大型の納屋を建設、それが景観保護の観点から充分配慮されている点が評価されました。
 フリン村は氷河特急も停車するイランツの町から郵便バスで50分ほど南下した標高1454mの地点にあります。

◆イタリア・サンマルツァーノ、『協同組合』による地域再生の成功例。 
 サンマルツァーノの町は、古代都市ポンペイを埋没させたベズビオ火山のふもとにあります。ミネラルを豊富に含んだ火山灰土壌がトマトに適しており、かつては千軒を超す農家が栽培していました。しかし、17年前ウイルス性のトマトの病気が猛威をふるったため、数軒を残して栽培農家は絶えていました。
 「特産のトマトをよみがえらせないか」と、地元の果実・野菜協同組合連盟が復活に乗り出したのは、7年前のことです。大学研究機関の協力を得ながら、抵抗力の強い種を開発。州政府と交渉して一農家あたり350万リラ(約26万円)の就農者特別融資を取り付けました。新たに、農家の後継者を対象に栽培技術の無料講習会も始めました。そうして開発されたのが、原産地の名前をとったトマト「サンマルツァーノ」です。イタリア産の普通のトマトより2,3倍の高値で取り引きされています。
 果実・野菜協同組合連盟の組合員は現在約5,000人です。「サンマルツァーノ」は欧州のトマトとしては初めて、1996年9月に欧州連合(EU)の産地銘柄つき特産品に指定され、高級トマトとしての評価がさらに高められました。
...朝日新聞より。

◆英国、アーディスリー村にみる『村落週末ホリデイ』  
 アーディスリー村は、イングランドとウェールズとの境、コッツウォルズ丘陵地帯ヘレフォードシャーの最も西寄りの地域にある人口300人ほどの小さな村です。伝統的な田舎の景色と、胸一杯のきれいな空気を思い切り味わいたいと、切実に求める“町の住人”達のために、週末休暇が企画されました。
 このホリデイは、80年代を通じて、“グリーンツーリズム”のアイデアを広めようとしていた人々にも認知され、徐々に広まっていきました。
 このホリデイは、観光のモデルケースとして高い評価を受けています。
 □EARDISLEY VILLAGE HOLIDAYS
・VILLAGE COMMUNITY ENTERPRISE
・ADD: THE CRUCK HOUSE, EARDISLEY, HEREFORDSHIRE HR3 6PQ

【グリーンツーリズム】

◆パリ近郊、セーヌ・エ・マルヌ県『グリーンツーリズム』視察プログラム。
 
 ユーロディズニーや、その斬新な都市開発で知られるニュータウンがいくつもあるパリ近郊のセーヌ・エ・マルヌ県の観光局では、グリーンツーリズムの視察のためにいくつかのプログラムを組んでいます。
〈プログラム例〉農産物加工、グリーンツーリズム政策の開発プロセスの分析
 -10:00 チーズ生産農家の見学。試食および生産者との交流。
 -12:30 農園レストランでの昼食。
 -15:00 セーヌ・エ・マルヌ県の観光局で、グリーンツーリズムに関する討議、または農業会議所の代表者との交流。

◆英国、『田園地域委員会(COUNTRYSIDE COMMISSION)』の活動。  
 英国では1989年に、政府機関である田園地域委員会が“グリーンツーリズムの六つの原則”を打ち出しました。草案は同委員会が準備したわけですが、これが政府の観光局によっても承認され、二つの団体の共同声明の形で発表されました。
 この原則はつぎの通りです。
 ・農村の歴史や景観、自然を通した楽しみの開発。
 ・環境保全やレクリエーションに貢献できる開発。
 ・地域の雰囲気に合ったデザイン。
 ・地域経済への貢献につながる投資。
 ・ツーリズムで利益を得た者の責任。
 ・マーケティングと啓蒙活動の必要性。
 同委員会では、協力的な農家に対し、資金面でも援助を行っています。
 詳しくは、
 「田園地域委員会(COUNTRYSIDE COMMISSION)」のホームページヘ。

◆ギリシャ・パルナッソス山麓の田園生活~アラホヴァ~  
 アテネから北西へ168km、パルナッソス山麓の海抜960mにある村アラホヴァは、素晴しい景観に恵まれ田園観光にはもってこいの村です。
 アラホヴァは赤ワインの産地であるだけでなく、ファルマエラチーズ、フエタチーズ(山羊の乳から作るチーズ)、小麦パンの産地でもあり、美味しい食材の宝庫です。希望により、農作業や手織りの作業の見学など現地の生活を体験することもできます。
 アラホヴァ女性田園観光協同組合は組合員宅に200ベッドの宿泊設備を用意しています。地元で採れた食材を中心にした食事を提供しています。お土産には、アラホヴァ織りのベッドカバーやカーペット、バッグ、手編みのセーターやカーディガンが喜ばれるでしょう。
□WOMEN'S RURAL TOURISM COOPERATIVE OF ARACHOVA
・320 04 ARACHVA, VIOTIA
・TEL: (0267)31519
・FAX: (0267)32091

◆フランスにみる、地域まるごと博物館『エコミュージアム』  
 1960年代のフランスでは、政府や自治体および住民が力を合わせてエコミュージアムの設置を引き金にして、過疎化した農村からの脱却に成功しています。
 エコミュージアムとは、地域社会の人々の生活と、そこの自然および社会環境の発達過程を史的に探求し、自然および文化遺産を現地において環境と共に保存し、育成し、展示することを通して地域社会の発展に寄与することを目的とする現地保存型の野外博物館です。
 エコミュージアムにおいて住民参加が原理となっています。サテライト・ミュージアムと呼ばれる博物館は、その多くが地域社会に散在する住民が所有する住宅であったり、民間会社の工場であったりする場合が多くあり、これも必然的なものと言えます。
□フランスの主なエコミュージアム
・ウェッサン島、エコミュージアム
・グランド・ランド、エコミュージアム
・バス・セーヌ、エコミュージアム
・ル・クルーゾ・モンソレ・ミーヌ、エコミュージアム
・フルミ・トレロン、エコミュージアム
・アルザス、エコミュージアム

◆フランス・ポワティエ市『フュチュロスコープ』 
 =自治体開発の成功例=
 映像による未来体験を売り物にしたテーマパーク『フュチュロスコープ』に人気が集まっています。このテーマパークはフランス南西部ビエンヌ県ポワティエ市近郊に87年に開業しました。地方自治体が独自に開発したテーマパークです。
 テーマパークに隣接する総面積1000haの広大な用地には高度な情報通信網が整備され、すでにアルカテル、フランス・テレコムなど情報通信分野の企業40社が立地しています。また、情報通信関連の教育施設やホテル、国際会議場などもあります。『フュチュロスコープ』は、この一大テクノパーク全体を指す名称でもあります。ユニークな地域おこしの試みに内外からの視察団が絶えません。

◆ドイツ、『我が村を美しく』コンクールに関する視察。 
 ドイツ、バーデン・バーデンのインターバーデン社では、日本の皆様には非常に興味深いドイツの村おこし運動『我が村を美しく』の視察プログラムを組んでいます。金賞受賞のザスバッハバルデン村が有名ですが、黒い森の保養地・オッテンホーフェン村でも準じた視察プログラムが可能です。
 また、農家に

◆イタリアにみる地域産業の成功例。 
 北イタリアの高級アパレル、家具、皮革製品などが魅力的なのは、それを作る地域のあり方、個人の生き方が個性的だからです。専門化した小企業による融通むげな生産ネットワークは、成熟社会を迎えた日本が見習うべき次世代の地域産業のモデルでもあります。
 イタリア北西部の人口6万人の小都市カルビには、アパレル企業が2,068社も集積しています。生産設備を持たずに商品の企画・販売を担当する親企業は504社で、従業員は平均11.6人です。生産を受け持つ下請けだと平均3.6人に過ぎません。
 70年代半ばまでは、2~3百人の企業規模でした。それが、発展途上国の低級品の追い上げをきっかけに経営が行き詰まり、社員が独立して分裂、細分化しました。高級品の生産に対応するには、得意分野に専門化した小企業のネットワークが必要だったのです。・・・ 日本経済新聞より

◆ベルギー、『本の村』ルデュにみる村おこし。 
 アルデンヌ地方の『本の村』ルデュは、ブリュッセルから南へ約120kmにあります。1980年代初めまで深刻な過疎化に悩んでいましたが、古書収集を趣味としていたアンスロー氏の提案で、村に残された廃屋などを書店に改造、村ぐるみを“ブック・センター”に変身させました。それも、古書、芸術書、専門書を中心に本格的な本マニアを対象にする書店が中心です。
 1984年に10軒の書店でスタートし、現在では50軒以上の書店、画廊、アート工房が軒を連ね、ヨーロッパ中の本好きに知られる名実ともに『本の村』となりました。
 ルデュは、教会やカフェのある落ち着いたたたづまいの美しい村で、年間20万人がやってくるようになりました。
 村おこしの参考にと、各国から視察団が訪れています。この村を手本にして、すでに世界の十数ヵ国に『本の村』が生まれつつあるといわれています。

◆スウェーデン、カルマル市『タイム・テック』にみる事例。 
 =実験進む地域連合=
 かつて造船で栄えたカルマル市。2002年、造船所の跡地に情報技術産業の拠点となる「タイム・テック」が開設されました。エリクソンなど18社が入居するほか、起業家のためのインキュベーション(ふ化)施設を備えています。3年後に約1000人のIT技術者が働く拠点にすることが目標です。
 カルマル大学はデザイン学校のほかにも、プラスチック製造技術の専門学校や、環境経済学を学ぶ新学部を次々に開設。地元企業の出資で産業連携を橋渡しする会社も設立されました。ブロードバンド(高速大容量)の通信網整備などへの予算配分は、地域連合の裁量でできるようになりました。
□関連ホームページ
 「Time tech」のホームページへ。  

◆スウェーデン、ニブロ市『デザイン学校』にみる事例。 
 =実験進む地域連合=
 豊かな森に恵まれたスウェーデン南部のスモーランド地方は18世紀からガラス製造が盛んです。同地方のニプロ市に2001年、地元が期待するデザイン学校が開校しました。
 100年前に建てられたガラス工場を改装した校舎では、全国から集まった43人の学生がデザインを学んでいます。組織上では近隣のカルマル大学のデザイン学部。しかし、教授陣の人件費や学校運営の経費の大部分は地元の自治体が賄っています。
 ニブロ市内にはガラス工場のほか、家具会社などが集積しています。地元の産業界は長年、地場産業にかかせないデザイナーの教育機関開設を求めてきました。その実現を阻んできたのが、国の中央集権的な教育政策でした。従来なら、国立大学が古い学部の枠組みを超え、本部から離れた場所に新学部を創設するのは難しいものでした。1997年に始まった
地域連合の実験がそうした制約を取り払いました。
(日本経済新聞記事より抜粋)
□関連ホームページ
 「Nybro Kommun」のホームページへ。  

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